光食品では昭和39(1964)年に合成添加物を一切使用していないソースを発売、その後、昭和52(1977)年に有機原料を使用したソースを発売して以来、安全な原料にこだわり合成添加物不使用、有機原料を使用し 本物に徹した食品づくりを進めてきました。そして、ただ効率を求めるのではなく、妥協せず、手間を惜しまず、全てを自動化させずに手作りの良さを残した製品作りを行っています。
また、製造タンク、ライン、充填機等は手洗いと湯洗浄を基本としています。上板工場では、より安全で美味しい食品作りを目指してHACCPに対応したラインを導入しました。製造室・洗びん室・充填室・包装室・待タンク室の天井と壁はすべてステンレス。虫の侵入を防ぐために陽圧にし、充填室にはクリーンルームを採用しています。
また、熱変性がなく有害微生物の付着や微生物の増殖、異物の混入がない良質の製品が得られる、液膜流下型真空濃縮装置等を採用しています。
【 HACCP(危害分析重要管理点)に対応した製造ライン 】 |
●HACCPとは |
HACCPとは、もともと、米国宇宙局(NASA)で宇宙飛行士の食品のより高い安全性のため、1960年代に生み出された微生物制御のための安全・衛生管理手法です。製造・加工・調理などの工程全般を通じて、生物学的危害・科学的危害・物理学的危害について調査・分析を行い危害を明らかにし、この危害に対する危険を防止するために、重要管理点について監視を行い、食品の安全を確保していこうとするシステムです。 |
太陽光発電システム |
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システムの核となる太陽電池は、発電効率世界最高の「HITパワー」を採用。 発電した電力は工場内の照明などに使用し、余剰分は四国電力に販売します。
・太陽電池容量 9.99kw
・設置面積 約64m2
・予測発電量 約11,000kwh/年
・節約電気料金 約280,000円/年
・CO2節減量 約1,120kg/年
・灯油節減量 約2,980l/年
・蛍光灯本数 約250本分(40W蛍光灯)
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ガスタンク |
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ボイラー以外にもガスヒートポンプエアコンを採用し、プロパンガスを燃やすことによりコンプレッサーを運転して冷暖房しています。電気でコンプレッサーを動かさないため、電気消費量を十分の一にでき、電力の平準化にも貢献しています。
また、一般のエアコンによりCO2を削減することができます。暖房時には、エンジンの排熱を利用できるので、不快な霜取り運転もなく、快適な暖房が得られます。
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ガスボイラーと膜脱気装置 |
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排気ガスの原因となる灰分、炭素分、イオウ分、窒素分が少なく、環境に優しいクリーンガスエネルギーを使用した低騒音のボイラーを設置。
また、「無添加食品の追求」をテーマに、ボイラーの腐食の原因であるボイラー用水中の溶存酸素を清缶剤を使わず、膜を用いることによってクリーンで安全に除去できる膜脱気装置を導入しています。
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排水処理 |
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食品加工時の排水は、微生物処理活性汚泥を利用した微生物処理に加えて、中空糸膜を使用した最新の処理方法で、常時安定した確実性のある処理水質を維持しています。 環境保全対策において、人と自然に優しい産業排水処理装置です。排水は、工場前を流れている清流吉野川の水よりきれいな水となっています。 |
クーリングタワー |
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真空濃縮装置は発生した水蒸気を冷却し、液化するために大量の冷却水を必要とします。 濃縮装置を通過し、温度が高くなっている冷却水を再利用できるように、クーリングタワーを設置しています。 |
有機ほ場 |
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工場内土地に、有機畑を自分達も体験したいという気持ちから、原材料に使用している、ゆこう・ゆず・温州みかん・レモン・加工用トマト・唐辛子・たまねぎ・ にんにく等を有機栽培しています。
また、ジュースのpH調整に使用しているゆこう(※)と他の柑橘類との違いを実際に見ることができます。
※ゆこうとは・・・
地元でもあまり知られていないのですが、徳島県南部にだけ生育するゆずやすだちに似た柑橘系の果実です。 すだち、ゆずの陰に隠れ、地味な印象のゆこうですが、「香りゆず、酸味すだち、味ゆこう」と 言われ、他の柑橘類の風味を引き立てる主張しすぎない名脇役です。 野菜ジュースで試したところ、野菜に合う優れた隠し味とpH調整になることが分かりました。 そこで、生産地に行き無農薬のものを捜し、有機栽培を始めました。 今後ますます、有機のゆこう畑を増やしてもらえそうです。
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社内循環を目指して |
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これまでに実験を何度も繰り返してきましたが、 ようやく新しい堆肥場を建設し、2003年7月から稼動し始めました。排出するゴミの量をなるべく少なくするために、有機の野菜・ 果実くず、排水処理時の汚泥を堆肥化し、その肥料を敷地内の有機認定ほ場に返し、柑橘類・さとうきび等を有機栽培しています。
(弊社は添加物や薬品を使用していないため、排水処理時の汚泥は安全であり、堆肥化して利用しても問題ないと考えております。)
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工場屋根の冷却
~洗浄後の中水利用と夏場の温度低下を目指して~
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2004年から試験を始め、2005年より本格的に、工場屋根にスプリンクラーを配置し、屋根への打ち水を始めました。夏場の工場の温度低下と、ラインやビンの洗浄に使用した後の水を中水として有効利用するために導入しました。スプリンクラーでの打ち水によって、工場内の温度を下げることができました。 |
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